捕まえました。
「ちょっと!何するのよ!?」

「仲直りハグです。お気に召さなかったですか?」

彼から漏れてくる吐息と、私を刺激する匂いに正直クラクラ状態だ。

そんな不謹慎な行動を対応する度量なんて持ち合わせない。

「そういえば、知ってました?ここって大浴場はないからこの部屋のお風呂に入らなきゃならないって」

「え?」
< 62 / 157 >

この作品をシェア

pagetop