捕まえました。
「……ハハッ、……アハハっ…ありがとね〜」

なんとも面倒くさいのに絡まれてしまった。

「お姉さ〜んっ」

ただでさえ至近距離なのに、グイッと寄ってくる。

イヤだ。ちょっとマジで勘弁して。

フワッと香る彼の匂いにクラっとしそうになる……



「伊藤。」
< 94 / 157 >

この作品をシェア

pagetop