アマゾネス四姉妹
友美が中学三年生の頃だった。まだセーラー服を着ていた。
友美は元彼と言った漫画喫茶で、魔女への金槌という18禁漫画を見つけた。内容が男尊女卑もいいところで、思春期の友美にトラウマを抱かせた。
その上、中学生で元彼と体の関係を持った。元彼は社会人であり、所謂大人であった。
友美は妊娠した。
「妊娠した」と彼氏に言った。
「堕ろすしかないんじゃね？俺、育てる気ないし。それに、俺がお前みたいな子供に本気で相手をしたと思ったか？」
「わたしのことは考えてないのね」
「どのみち、中学生で妊娠したら、高校受験とか世間体にも響くしな。人工妊娠中絶するなら、カネくらいは出してやるぜ」
友美は泣く泣く堕ろすことにした。これが一生の傷となった。
性で苦労するのはいつも女。男女の関係で傷つくのはいつも女である。
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