アマゾネス四姉妹

友美の母親も、女尊男卑という理想の世界へのこだわりがあった。祖母はDVされており、母親はいつも苦しむのは女、と強く生きていく決心をした。
わたしの母は父のことを早朝から深夜まで働かせ、父に生命保険をかけた。そして、土日も働かせていた。そのため、父はいつ死んでもいいのよ、というのが口癖だった。母と父の死のおかげで、わたしたちは裕福な生活をすることが出来た。
わたしは現在二十七歳。もう結婚していい年だが、わたしには結婚する気がない。男は歩くATMだし、貢がせる道具で当たり前。一昔前なら、結婚したら、女は男の奴隷。今なら許されるが、わたしには愛のある結婚は無理だ。
それにわたしは他人の旦那なんかより、妹たちのほうが大事。妹より旦那を優先にするなんてできない。