狼たちの街づくり
洞窟探検編

1 異変と契約

本編は説明回です。
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角魔狼(デモンウルフ)が2匹も発生した───
この情報はグィーゼ王国に激震を走らせた。

角魔狼(デモンウルフ)は、この世界に4匹しかいないとされるS+ランクの魔物だ。
その4匹のうちの2匹が、消失していたが、なんと今日二匹が同じ場所に発生したのだという。

通常角魔狼(デモンウルフ)は、単独で行動する。しかし、この2匹は共に行動しているのだという。

魔物のランクは、下からD-、D+、C-、C+、B-、B+、A-、A+、S-、S+に分かれる。

グレッツは、このことを信じられなかった。12年ギルド長をやっていたが、こんな異例は起きたことがなかった、平和な世界だった。

「何か、この世界に何かが起きている──」

そうして、ギルドは今までにないほど忙しくなったのだが、まだ二匹は知らない──

◆◇◆◇

【アスカ目線】

「で、これからどうしたらいいの?」

このままここで一生を過ごすのは無理だし、お腹空くし……。シュンは頼りないし。

『答。お二人で契約(コントラック)するのはどうでしょう?』

契約(コントラック)ってなに?

『答。仲間になる契約をするということです。「我、○○○(名前)は、目の前に居りし○○○(名前)と、神コクビの名の元、契約を結ぶ。汝に裏切ることを許さず。我裏切ることなかれ。」と、言うことで契約完了です。また、先に言った方が上に立つと決まっております。』

上に…ねぇ、

「私が上に立つわよ?」

シュンなんかに上に立たれたら野垂れ死ぬこと間違いなしだわ。

「え」

「あら?なにか文句ある?」

「ありません」

よし、それでよし。えっと…たしか

「我、アスカは、目の前に居りしシュンと、神コクビの名の元、契約を結ぶ。汝に裏切ることを許さず。我裏切ることなかれ。」

これでいいのよね?

──っ!!

なにか、体が…光ってる?!

《確認しました。アスカ、シュンの2名の契約(コントラック)を認めます。また、アスカは、シュンの上につきます。契約(コントラック)の影響により、二名の進化を開始します。2名は、種族はそのまま、ステータス、及びにスキルの底上げ、新スキルの取得、ステータスの強化を行います》

ミラムの声より単調な声が聞こえてきた。声を発しようとしたその時、強烈な眠気が襲ってきた。横をまると、シュンはもう寝ていた。

(まったく、油断し過ぎなんだから…)

そう思いながら、アスカも深い眠りへと落ちていった。

《2名に称号『契約する者』が追加されました。》
《アスカに称号『頂点に立つ者』が追加されました。》
《2名にスキル『魔砲(デーモンビーム)』が追加されました。》

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ステータス

名前 アスカ
種族名 角魔狼(デーモンウルフ)
総合力 5300
Lv 1
称号 召喚者 契約する者 頂点に立つ者
配下 シュン
倒した魔物 なし
特殊スキル 召喚者の影響により獲得

強奪
擬態
暴食
スキル 魔砲(デーモンビーム)

名前 シュン
種族名 角魔狼(デーモンウルフ)
総合力 4300
Lv 1
称号 召喚者 契約する者
配下 なし
倒した魔物 なし
特殊スキル 召喚者の影響により獲得

強奪
擬態
暴食
スキル 魔砲(デーモンビーム)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー総合力見本にどうぞ

一般的な兵士 総合力 1000
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