不思議の国のティーパーティー



「あなたたちは、こんなところで何をしているの?」

「お茶会さ。わたしは時計屋のテッド。こっちがねずみのソラと猫のマリ。それから野うさぎのリックン。三月ウサギの方には名前はない」

「僕は三月じゃなくて五月だと何度も言ってるだろう」

「そうだっけ?なんでもいいよ。どうせ気が狂ってるのに変わりはない」

「お前だってそんな大きな帽子被っておきながら帽子屋じゃなくて時計屋のくせに」

「なんだっていいだろう」

「そうさなんだっていいんだ」



騒がしい連中だ。まだあたしは一言しか発していないというのに。
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