不思議の国のティーパーティー



「分かっているわ!だってアオイを200年苦しめているのも魔法だもの!そのくらい分かる!でも!それでもアオイを助けたいの!」



「もういいんですって、何度言えば分かるんですか…シロツメクサの日のことは気にしないでください。私のわがままが過ぎました、忘れてください」



また、その顔。

その諦めた顔がもう見たくないのに、アオイは簡単にその顔を見せる。



「あたしが良くないの!あたしがアオイのその顔をもう見たくない。全部を諦めたような顔…アオイにもう悲しい想いはして欲しくない。何も諦めて欲しくないの」



「お嬢様は何も分かっていない」



「そんなことない!だってアオイはあたしと一緒に生きるんでしょ!」



アオイの大きな目が更に大きく開いた。



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