不思議の国のティーパーティー
「アオイはあたしと生きるの。これから先、あたしの成長を見て、アオイも一緒に大きくなるの。
あたしは絶対にアオイの年齢を抜いたりしない。アオイを置いていったりしない。
あたしがお母さんになったらアオイはお父さんになるの。あたしがおばあちゃんになったらアオイもおじいちゃんになるの。
アオイはずっとあたしと生きる運命なの」
「お嬢様…自分が言っている意味、分かってます…?」
「分かっているわ…あの日シロツメクサでアオイが言ったわがまま、あたしに受け止めさせてください…アオイが好きよ…」
あたしは自分の胸に手をあて、ぎゅっと力を込めた。
''アオイの呪いが解けますように''
''アオイが成長出来ますように''
そして、あたしの''願い''を取り出した。
魂のような、金色の光玉が手の中で輝く。