不思議の国のティーパーティー
「それより、女王様になんと説明しましょう…」
「男が何ぐじぐじしてるのよ」
「お嬢様をお嫁さんにくださいなんて言ったら今度こそ魔法で殺されそうです…」
「お嫁さんっ!?」
不意に出た言葉に、思わず顔を赤く染めた。
「あれ?違うんですか?」
「ち、ちがうくは…な…」
「お嬢様の魔法はてっきり私に対するプロポーズだと思っていました」
「プロポーズ!?」
「ですが、プロポーズは女性にさせるものではありませんよね」
繋いでいた手が解け、立ち止まる。
そしてゆっくりとあたしの前に膝まづいた。
「ア、アオイ?」