星屑の涙

「フーゥーやっと全線に行けるな」
四人の後ろから呟きながら近づいてきたのは三年間作戦参謀省で作戦立案し全線にえんのなかった三年前の東京スクール主席卒業の男がラグナロを眺める。
「これで最後か」
ラグナロクールーの案内人が五人に声をかけてくる。
「艦長、今日搬送予定の兵士十三人が揃いました」
「そうか、アイン大尉それでは十五分後に艦を発進させる」
「わかりました、艦長」
「カスミ小佐、今回搬送する人員は優秀な兵揃いみたいだね」
「はい艦長、特に今年スクール卒業した者の中に艦隊シミュレータ、陸戦戦闘技術、空戦戦闘技術のワールドチャンピオンが揃ってます」
「ふ～ん、なるほど、これは配属先の司令官喜ぶね、司令官は確かラング准将」
一方、ラグナログの船員室内に案内された銀河たち五人、室内には同じ部隊に配属される8人がすでに待機していた。
「これで、全員そろったな、君たち出港後、艦長からの連絡で艦橋につれてくるように言われてる、それまで待機しておくように」
「大尉さん、案内ありがとうございます、あなたの名教えてもらえますか」
「私はトゥルキスーターだ銀河少尉」
トゥルキスーターが船員室から出たあと室内にいた一番大柄な男が口笛を鳴らす。