キミの恋に溺れさせて


「んーっ、ういっ」



─────ギュッ……



「……ひゃっ」


「……あったかい」


「せー、せー……」



いくら呼びかけても

私を抱いたまま眠る千……


ど、どうしよう……


今日、高校初日なのに……



「おい千、なんで羽を独り占めしてんだよ」



創が部屋に入ってきた


何か起こりそうなよかん……




「創こそ僕と羽がこうしてるのがうらやましいんだ?」

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