キミの恋に溺れさせて


「羽は笑ったほうがいい。俺が守るから、な?」


「あたしたち。でしょ?」


「そーそー。やっぱり女子ってこえー」



いつの間にか創とまりなちゃん、ひなたくんが追いついてきていて


み、みんな……



「そー、せー、まりなちゃん、ひなたくん。……っほんとうに、あり、がとうっ……」



あ、あれ……?


涙が自然と出てくる



「泣かないのっ。ってゆーか、あたしまりななんだけどっ」


「オレはかなたじゃなくてひなたなんだけどー」

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