ふたりきり宣言!「残業、休日出勤引き受けません」
───気合いを入れ直したが、定時になってしまった。
そそくさと帰って行く社員達と終わらないのか仕事を続けている社員達は半々位だろうか?
私も残業組になりそうだ…。
チラリと後ろ側を振り向くと、西さんはデスクの上を片付け始めている。
「志田さん、このデータ入力は終わったから。書類も確認したから部長にOK貰ってね。さてと…」
私に気付いた西さんは書類をヒラヒラさせ、私に渡すと立ち上がった。
立ち上がった西さんは私の真後ろに立ち、私のPCを弄り始める。
背中越しに西さんが覆い被さるように立って居るので、心臓の鼓動が早い。
「これとこれは明日に回して…、これも今すぐじゃなくて大丈夫。よし、終わりっ!」
勝手に弄り始めて、勝手にPCの電源を切ってしまった…。
「志田さん、帰ろ?」
私の薄手のコートを持ち、手を差し伸べてくる西さん。
公認になったからとはいえ…職場での皆が居る前でのいきなりの急接近は恥ずかしいです…!
「西の志田さん贔屓はそーゆー事だったのね!今更気付いたー」
「志田さん、西に美味しいもの食べさせて貰って、明日感想聞かせてね!」
「お幸せにー」
西さんと共に職場を後にするまで、何も言わずに睨み付けている部長の目線も痛く、残業組の方々の前を通りかかる時の冷やかしも恥ずかしかった。
そそくさと帰って行く社員達と終わらないのか仕事を続けている社員達は半々位だろうか?
私も残業組になりそうだ…。
チラリと後ろ側を振り向くと、西さんはデスクの上を片付け始めている。
「志田さん、このデータ入力は終わったから。書類も確認したから部長にOK貰ってね。さてと…」
私に気付いた西さんは書類をヒラヒラさせ、私に渡すと立ち上がった。
立ち上がった西さんは私の真後ろに立ち、私のPCを弄り始める。
背中越しに西さんが覆い被さるように立って居るので、心臓の鼓動が早い。
「これとこれは明日に回して…、これも今すぐじゃなくて大丈夫。よし、終わりっ!」
勝手に弄り始めて、勝手にPCの電源を切ってしまった…。
「志田さん、帰ろ?」
私の薄手のコートを持ち、手を差し伸べてくる西さん。
公認になったからとはいえ…職場での皆が居る前でのいきなりの急接近は恥ずかしいです…!
「西の志田さん贔屓はそーゆー事だったのね!今更気付いたー」
「志田さん、西に美味しいもの食べさせて貰って、明日感想聞かせてね!」
「お幸せにー」
西さんと共に職場を後にするまで、何も言わずに睨み付けている部長の目線も痛く、残業組の方々の前を通りかかる時の冷やかしも恥ずかしかった。