人間消去サイト2
私があのサイトのことを耳に挟んだのは、お昼ご飯の時だった。
「ねー。『人間消去サイト』の噂知ってる?」
「知ってる。あの都市伝説でしょ?消したい人の名前を書くと消してくれるってやつ。」
「なんかね、最近変な事故死とか増えてんじゃん?もしかしたら、そのサイトと関係があるんじゃないかって噂もたってるんだって・・・・・・。」
「ちょ、怖いよ~。」
(人間消去サイト?)
~帰宅後~
私は、家にあったパソコンで『人間消去サイト』のことについて調べた。
(―――!!・・・・・あった。)
「ただいま~。」
(やばっ!帰ってきた!)
私は、慌てて電源を切った。
「お、お帰りなさい・・・・・・。」
「あー。いたんだ。チッ!いつまで突っ立ってんだよ!」
「痛!」
ビンタをされ理不尽に私を蹴った。
お腹や背中を蹴られ、ズキズキとした激痛が走る。
今にも胃液が飛び出しそうだった。
何分か後、私は暴力から解放された。
蹴られた所の痛みが残り、ゲホゲホと咳き込む。
「イラつく・・・・・・。さっさと自分の部屋行けば?」
「はい・・・・・・。」
私は、命令に従って自分の部屋に向かった。