人間消去サイト2
(人間消去サイトって本当にあったんだ・・・・。)
それから私は、いろんなことを話した。
家でのこと。
あの人のこと。
学校でのこと。
あの人を許せないこと。
最初は、信じられなかったけど女の子は、親身になって話を聞いてくれた。
「じゃあ本当に良いんだね?お姉ちゃん。」
「うん!母に復讐したい。私と同じ苦しみを味あわせてやりたいの。」
「二ヒヒ♡分かりました~!
・・・・・・ねぇ、お姉ちゃん。」
にこやかな雰囲気から真剣な眼差しになった女の子を見て私は、少しドキッとした。
「な、何?」
「辛かったね・・・・・・。いっぱい叩かれたでしょ?蹴られたりしたでしょ?」
「うん。そうだね・・・・・・。」
「未夢にも分かるよ。お姉ちゃんの気持ち。未夢は、覚えてないんだけどね。」
「え?」
「見る?」
捲った袖からのぞく腕を見た私は、思わず息を飲んだ。
「──!」
そこには、私とは比べられないほどの数のタバコの押した跡と痣があったからだった。
「おねーちゃんがね、話してくれたんだ。」