人間消去サイト2
目を開けると、知らない部屋。
ここ、どこ?
私、誰?
辺りをキョロキョロと見渡すと、そこには女の人がいた。
「お姉さん、だあれ?」
「私は、来美 叶夢(くるみかのん)。あなたのお姉ちゃん。」
「おねーちゃん?」
「名前言える?」
名前? 私の名前、何だっけ?
「分かんない。」
「そっかぁ。じゃあ、名前をあげる。貴方の未来が開けますように。未来の未に夢って書いて〖未夢〗。」
「未夢・・・・・・。」
これが、私の名前。
私は、ニコリと微笑んだ。
「よろしくね!おねーちゃん!」