人間消去サイト2



「北斗〜!来たよー。どこにいるの〜?」



ホコリっぽい匂いが立ち込める部屋。



(北斗〜!どこにいんのよ〜!)




「あ、茉莉子!」




声のする方を見ると、金髪にドクロマークのネックレスを身につけたあたしの彼氏・北斗が手を振っていた。




「も〜!こんなとこ呼び出して!話って一体何なの?」



あたしは、北斗に近づく。



話をしようとしたその時。



「グハッ!」



お腹に強い痛みが走り、その場に倒れ込む。




(クッ・・・・・!な、何・・・なの!?)



手に持ってるのは、スタンガン?



一瞬何が起きたか分からなかった。




「も〜。未夢!もっとうまく殺らないと。」



「ごめんごめ〜ん!」



北斗が背後に潜んでいたであろうガキと話をしている。



どういうこと!?



「ほら、混乱しちゃってるから。マスクはずして!」




北斗・・・・・いや、未夢と呼ばれたヤツが顔のマスクをベリベリとはずす。



そこには、小学生くらいのガキの顔があった。




「あんた達誰よ!それより北斗はどこ!?」




「も〜。うっさいな〜!静かにしてよ。おばさん!」




「グハッ!!」



お腹を蹴られ、激痛に耐えられず座り込む。



(痛!何なの・・・・・・コイツら!)




「この・・・・・・クソガキ!!」




「それはアンタの方だよ。西島茉莉子。」



「はぁ!?何・・・?大人に対してその言い方は!!」



(マジムカつく!!)




あたしが掴みかかろうとしたその時。



「・・・・・・・・うっ!!」




隠し持っていたバッドで殴られ、あたしは気を失った。













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