人間消去サイト2
「ねぇ、柿沼死んだって・・・・・・。」
「やっぱり私達のせい、とか?」
「でも、ウチらいじめてたし・・・・・・。」
「バレたりしない・・・・・・よね?」
昼食の時間、あたし達は空き教室にいた。
お昼のお弁当をここで食べるのが日課だが、今日はみんな柿沼のことばかり言っていた。
さすがに怒りが込み上げてきた。
自分らだっていじめてたくせに今更心配?
「うっさいな〜!!何心配してるわけ?アイツは、もう死んだんだから。死人に口なし。誰もチクる奴なんていないって!」
「そう、だよね・・・・・・。」
「うん。」
「あ〜。なんか胸糞わりぃ〜。なんか買ってくるわ~。」
あたしは、空き教室を出て購買に行った。
シーンと静まり返る空き教室。
その時、誰かの口が開いた。
「ねぇ、茉莉子ってウザくない?」