人間消去サイト2
「うぅ・・・・・・。」
「あ!目が覚めた?」
「な、何よ!コレ!」
あたしの体は、寝そべった状態で四肢が鎖に繋がれていたのだ。
「くっ!外れない!!」
「外せないよ。その鎖は一生ね。」
「はぁ!?」
「さぁ、これからお仕置きタイムがはっじまるよー!」
(お仕置きタイムって・・・・・・。何よそれ!)
すると、見覚えのあるブレザーを着た女の子が出てきた。
(か、柿沼・・・・・・!?)
「見覚えあるよね〜?この人。」
「な、何で柿沼が!?だって死んでるハズでしょ!?」
「えぇ、この方は既に亡くなっています。ですが、あなたに復讐しに来たんですよ。何十年も待ってね。」
(――――――!!)
「久しぶりね。西島さん。」
「柿沼・・・・・・。」
「覚えてるでしょ?私の事。これからあなたには罰を受けてもらいます。」
「罰・・・・・・?」
「あなたに私の受けたそれ以上の苦しみを味あわせてやるんです。人の命を奪ったんだからそれ相当の罰を受けるのは、当然でしょ?現にあなた、娘さんに虐待してるそうじゃない。」
「虐待なんかしてない!あれは、しつけよ!しつけ!」
「ふーん。そう。ねぇ、始めても良いのよね?」
「えぇ。大丈夫ですよ。お気に召すまで殺ってください。」
(何で・・・・・!?何でコイツらに復讐されなくちゃならないんだよ!!)
「そうね。まずは、爪を剥がしましょうか♪」
「え・・・・・・・・。」
あたしの言葉を無視して柿沼は嬉しそうに続けた。
「全部剥がすのはもったいないから3枚にしましょう。私の分と娘さんの分と自分のけじめとしての分。そうしたら、あなたがやってきた事、許してあげるわ。」
「ほ、本当?」
「えぇ。本当よ。じゃあ、始めるわよ。」