人間消去サイト2
放課後、私は忘れ物をしたのに気づき教室に入ろうとしたけど、矢島さん達の話し声が聞こえ、その場で立ち止まった。
そこには、とっくに帰ったハズの蘭の姿があった。
「いや〜今日も面白かった〜。」
「アイツの顔、マジウケたんだけど!」
「でも、中山も可哀想だよね〜。蘭が黒幕ってこと、知らないんだもん。」
「しかも、相沢くんのこと取ってるし!」
「それな!友達だって思って仲良くしてるし。ねー蘭!」
「だってアイツ、見ててなんかイライラするし。それにぜーんぶ合わせてやってるから疲れるし。てか、最初っから友達なんて思ってねーし。ホントウザイわ〜。」
(え?蘭・・・・・・嘘でしょ?だって、私達友達じゃなかったの?)
「うわぁ〜。蘭、めっちゃ愚痴ってんじゃん!」
笑い声が響く。
私は、走って学校を飛び出した。