人間消去サイト2
蘭side
蘭side
(悪くない。私は悪くない!)
階段の所で腕を振りほどいたら、葵が落ちていた。
私は、怖くなってそのまま逃げ帰った。
アイツがどうなったかなんて知らないし、それに私は間違ったことなんてしてない。
(そうだよ。全部、全部、葵が・・・・・・。)
「ひーきたさんっ!」
「・・・・・・・・!!」
気がつくと、私は知らない場所にいた。
(あれ・・・・・。ここ、どこ?)
「こんばんは!」
振り向くと、知らない女の子が2人が立っていた。
「誰?」
「初めまして!私達は、あるサイトの管理人。これから引田さんには、お仕置きを受けてもらいます!」
「はぁ!?」
(何なの?コイツら。)
「何?そのお仕置きってのは?アンタら、ふざけんのも大概に・・・・・・。」
すると、床から無数の手が伸びてきて足や腕を掴んだ。
「キャーーー!!」
私が叫び出すと、どんどん手は伸びていって体全体を掴まれた状態になった。
「な、何コレ!?」
取ろうとしたりもがこうとしてもその手達は、ビクとも動かず、がっしりと掴んでいた。
そして、そのまま私は底へと引きずり込まれた。