わたしを光へ。

気付いておきながら怒りもせずただ私を信じ、抱きしめるなんて。


気付かれておきながらそれでも事実を言う気はないのに、この身を委ねていたいと思うなんて。


私たちは、どうかしている。


嗚呼もしかしたら。


盲目的な愛に縛られていたのは私のほうだったのかもしれない。


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