わたしを光へ。
案の定、彼は私の目を真っ直ぐ見つめて、微笑んだ。
あとは、時間になるまで適当にショッピングをして五時前に二人で白鳳の倉庫に向かう。
扉の前に着くと、洸は一歩後ろに下がり、美月が開けてと促す。
言われた通りに開けた瞬間、パーンという音とともにいろんな方向から飛んでくる紙吹雪。
「美月さん、お誕生日おめでとうございます!」
目の前には白鳳の皆んながずらりと奥まで並んでいて、一斉に声を発する。
先頭には幹部が並び、満面の笑みで私を出迎えてくれた。
「ささやかながら、俺たちからのプレゼントね」
と、通された先にはずらりと並んだ料理の数々。
今日は何度嬉しいことが起きるのだろう。