わたしを光へ。

「白鳳の皆んなと関わるようになって、私は色んな感情を知りました。此処にいると楽しくて、幸せで、いつも心が温かくなる」


「まだ出会って間もない皆んなのことが、大好きになりました」


緊張する。皆んなは、笑ってくれるだろうか。


笑って、受け入れてくれるだろうか。


「だから私を、白鳳の仲間にして下さい」


怖くて、俯く私を静寂が締め付ける。


皆んなの顔は見えない。


やっぱり駄目だったのかと思いかけた時、鼓膜が破れんばかりの人々の咆哮。


顔を上げると、皆んなは立ち上がって周りの人たちと抱き合ったりハイタッチをしたりしていた。


私の隣には洸が立ち、まだ信じられないような顔をしている。


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