ハウスキーパーはSっ気同級生の豪邸で…
ピンポーン
次の日の夕方、チャイムを押しても出ない
留守かな、幸い鍵は預かっていたので家に入ることはできた
よし、じゃあ夕飯の支度して昨日の洗濯の続きと掃除を始めよう
遅いな~
7時半になっていた
モップで玄関前の床を掃除していたら玄関があいた
「おかえりなさい」
「あっ、ただいま」
響也はとまどっていた
「何か……帰ってきた時におかえりなんて言われたのいつぶりだろう」
照れていた、そのまま風呂場へ
朝香はモップを片付けて夕食を温める
「今日何?」
後ろから声がかかる
「肉じゃがです、昨日お肉を色々買ってたので」
朝香は後ろむいて食卓に並べる
「ちょ、ちょっと、服来てください」
後ろ向きに戻る
「下は履いてるじゃん、まだ暑いし」
バスタオルで髪の毛をふきながら椅子に座る
「いただきます」
「服着てください、目のやり場に困ります」
「どう?俺の身体」
「どうってわかりません」
下向く
「純情だねー」
席を立ってTシャツを着てくる
「運動してきたから腹減った」
「運動?何してきたんですか?」
「ジム行ってきた、身体なまるからねー」
「学校にくればそこまでなまることはないのでは?」
「(笑)そうだね、あっ時間だから上がっていいよ」
「はい、じゃあ食器最低でも水につけといてくださいね」
「わかった、お疲れ様」
「お疲れ様でした」
響也の登校前日
「あの」
「ん?」
「髪なおさないんですか?明日から学校でしょう?」
「あー、忘れてた、じゃあこの間買ってきたアレでやってよ」
「私がですか?」
「うん、俺使ったことないもん」
「わかりました……では上の服を脱いでください」
「いいの?脱いで」
「仕方ないです……バスタオルかけます」
朝香はバスタオルとこの間買った市販の黒に染めるものを持ってきた
「ちょっとパッチテストしますね、少し待ってください」
響也は箱をみていた
「あの、つぎからは美容室でやってくださいね、私が買ってきたから使ってくれたんですよね」
「いや、別に」
絶対気を使わせたよね
考えながら響也の髪を染めていく
「はい、しばらく待っててください」
「これで黒に戻るの?」
「はい」
数分後
「お風呂へ入ってシャンプーしてきてください」
「はーい」