無愛想な同期の甘やかな恋情
失恋からの始まり
社会人になって、丸六年。
七年目の今まで、私は夢を叶えることだけを考えて、仕事に奔走した。
間中さんの協力を得て、夢を叶えた後も、満足せずに突っ走り続けた。
夢中だった。
新たな魔法のアイテムをこの世に送り続けるという仕事に、ただただ夢中だった。
入社当初、私には学生時代から付き合っていた彼がいたけど、彼は仕事優先の私に愛想を尽かして、二年目を迎える前に離れていった。
もちろん、平気だったわけじゃない。
彼から言われた『サヨナラ』は、私の胸の奥底に小さな傷を残した。
何日も何週間も会わないことはざらだったけど、『彼』という存在が、私の中から失くなったという現実は寂しかった。
でも、落ち込んではいられない。
今は脇目を振らずに仕事をしろということなんだ、と、私は自分を発奮させた。
一度企画が通るまで、恋はお預け。
それが別れた彼のため、そして私のためでもあると、心に刻んだ。
『一人』になって、よりいっそう仕事一筋で頑張った。
そうして、今の私がある。
七年目の今まで、私は夢を叶えることだけを考えて、仕事に奔走した。
間中さんの協力を得て、夢を叶えた後も、満足せずに突っ走り続けた。
夢中だった。
新たな魔法のアイテムをこの世に送り続けるという仕事に、ただただ夢中だった。
入社当初、私には学生時代から付き合っていた彼がいたけど、彼は仕事優先の私に愛想を尽かして、二年目を迎える前に離れていった。
もちろん、平気だったわけじゃない。
彼から言われた『サヨナラ』は、私の胸の奥底に小さな傷を残した。
何日も何週間も会わないことはざらだったけど、『彼』という存在が、私の中から失くなったという現実は寂しかった。
でも、落ち込んではいられない。
今は脇目を振らずに仕事をしろということなんだ、と、私は自分を発奮させた。
一度企画が通るまで、恋はお預け。
それが別れた彼のため、そして私のためでもあると、心に刻んだ。
『一人』になって、よりいっそう仕事一筋で頑張った。
そうして、今の私がある。