無愛想な同期の甘やかな恋情
先ほどの行為の後で、まだお互い汗ばんだ肌を、再びぴったりと重ね合わせる。
そのまま溶け込んでいこうとするように、ぎゅうっと固く抱き合った。
「……でも、もっと」
私は、穂高君の耳元で、そう囁いた。
彼が「え?」と聞き返してくる。
「私と穂高君の間に、限界はないの。だから、もっと、もっと」
そう続けながら、彼の首に回した腕に力を込める。
「はは」
小さな苦笑が聞こえてくる。
「仕事も恋も。……美紅は、欲張りだ」
ちょっと揶揄するような、楽し気な口調に、私もふふと吐息を漏らして笑う。
「そうよ。だって、穂高君とじゃなきゃ、できないから」
穂高君が、私を抱きしめたまま、ぐるんと身体を回転させた。
一瞬にして体勢が逆転して、彼が私を組み敷いている。
「お前の夢は、俺が全部叶えてやる。だから、俺のことだけ見てろ。もっともっと溺れろ」
挑むような強い宣言に、私はまたしてもきゅんとして――。
「っ、あ……」
穂高君への『好き』は、限界を知らず高まり、募っていく。
際限のない感覚は、ちょっと覚束なくて不安もあるけど。
彼となら。
きっと、もっと、もっと。
「ほ、だか、く……」
私は、彼の優しく甘くどこか激しい愛撫に、のまれていった。
そのまま溶け込んでいこうとするように、ぎゅうっと固く抱き合った。
「……でも、もっと」
私は、穂高君の耳元で、そう囁いた。
彼が「え?」と聞き返してくる。
「私と穂高君の間に、限界はないの。だから、もっと、もっと」
そう続けながら、彼の首に回した腕に力を込める。
「はは」
小さな苦笑が聞こえてくる。
「仕事も恋も。……美紅は、欲張りだ」
ちょっと揶揄するような、楽し気な口調に、私もふふと吐息を漏らして笑う。
「そうよ。だって、穂高君とじゃなきゃ、できないから」
穂高君が、私を抱きしめたまま、ぐるんと身体を回転させた。
一瞬にして体勢が逆転して、彼が私を組み敷いている。
「お前の夢は、俺が全部叶えてやる。だから、俺のことだけ見てろ。もっともっと溺れろ」
挑むような強い宣言に、私はまたしてもきゅんとして――。
「っ、あ……」
穂高君への『好き』は、限界を知らず高まり、募っていく。
際限のない感覚は、ちょっと覚束なくて不安もあるけど。
彼となら。
きっと、もっと、もっと。
「ほ、だか、く……」
私は、彼の優しく甘くどこか激しい愛撫に、のまれていった。