一目惚れの彼女は人の妻
ヒロミンとピラ男〜俊輔Side〜
「あはは。宏美さんは、お腹空いちゃったのかな?」
「えーっ、今のは俊君でしょ?」
え? 俺?
俺か宏美さんのどちかのお腹が鳴ったのだが、ここは女性に敬意を払い、俺って事にしておいてやるか。実際のところ、俺かもしれないし。
「うん、俺だよね。腹減ったから、何か食べようか?」
「うん」
という事で、俺達はイタリアンの店へ行き、赤ワインを飲み、サラダやピザを食べた。
「明日からゴールデンウィークだね?」
「え? あ、そう言えばそうかも」
「やだあ、知らなかったの?」
宏美さんの事で頭が一杯で、カレンダーを見る余裕がなかったとは、さすがに恥ずかしくて言えなかった。
「宏美が言ってくれなかったら、俺、出社してたかもしれない」
「うそでしょ? 俊君ったら……」
思わず”宏美”って呼び捨てにしたけど、宏美は気にならないみたいだから、まあいいか。
「じゃあさ、どこかにドライブしようか?」
「俊君、車持ってるの?」
「ああ。小さいけど」
「行く行く。楽しみだなあ」
俺達は店を出て、後は帰るだけなのだが、正直なところ、俺は宏美と離れたくなかった。明日になれば、一緒にドライブとか出来るのだが。
「宏美」
「ん?」
「うち、来る?」
「えーっ、今のは俊君でしょ?」
え? 俺?
俺か宏美さんのどちかのお腹が鳴ったのだが、ここは女性に敬意を払い、俺って事にしておいてやるか。実際のところ、俺かもしれないし。
「うん、俺だよね。腹減ったから、何か食べようか?」
「うん」
という事で、俺達はイタリアンの店へ行き、赤ワインを飲み、サラダやピザを食べた。
「明日からゴールデンウィークだね?」
「え? あ、そう言えばそうかも」
「やだあ、知らなかったの?」
宏美さんの事で頭が一杯で、カレンダーを見る余裕がなかったとは、さすがに恥ずかしくて言えなかった。
「宏美が言ってくれなかったら、俺、出社してたかもしれない」
「うそでしょ? 俊君ったら……」
思わず”宏美”って呼び捨てにしたけど、宏美は気にならないみたいだから、まあいいか。
「じゃあさ、どこかにドライブしようか?」
「俊君、車持ってるの?」
「ああ。小さいけど」
「行く行く。楽しみだなあ」
俺達は店を出て、後は帰るだけなのだが、正直なところ、俺は宏美と離れたくなかった。明日になれば、一緒にドライブとか出来るのだが。
「宏美」
「ん?」
「うち、来る?」