恐怖と愛

~由衣~

 私は授業には真面目に出ていたが部活は行かなかった。

けど麗美(れいみ)に男遊びを教えてくれた。

それが凄く楽しくってはまった。


家に帰ることもなかった。

麗美の家に寝泊りをしたり男の家に寝泊りしたりと転々とした。
家に帰れば殴られるのが当たり前やし、愛人がいるためだった。

麗美に助けを求めて泊めて貰った。


今日もクラブに行き遊んだ。


お金は男に頼んだ。奢って貰ったら男とやる。


その男に告白されて付き合ったが1ヵ月もせずに別れる。

それの繰り返しやった。


私は帰えることもしなかったし父親からの連絡もなかった。


私は学校の帰り道、ある張り紙を見つけた。

バイト募集というものだった。

私はお小遣いとかもそろそろ無くなろうとしていたので、

バイトをしようと思った。

 取りあえず、そのバイト募集の張り紙をスマホで写真で撮って

麗美に相談した。

麗美は反対した。

バイトのときは親のサインとかがいるため、難しかった。

 麗美は1回、バイト先の店長に相談してくれることになった。


 麗美は今日は学校なので1人でクラブに行った。

相変わらず、男とワイワイしてライン交換した。

そろそろ麗美が帰ってくると思い、店を出て
麗美の家へ。


バイトのことを店長に話したらそんな理由ならいいってことで麗美が働いているガソリンスタンドで一緒に働くことになった。


一応、面接して履歴書も出して。
とても優しい店長で皆から慕《した》われていた。

私は学校が終わったらバイトに行った。

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