恐怖と愛
とりあえず、ラブホに泊まって次の日に帰ることにした。

麗美から電話かかって来て、店長も心配してるらしく会議をするらしい。

由衣はまた泣いていた。

皆に迷惑を掛けてるからと…。

「迷惑かけたくないのに!」

「いいんだよ…。無理して言わなくたって。
俺も理解してる。」


由衣はいつもよりも低い声でささやいた。

俺はまさかの二度寝してしまった。

その時、由衣はいなかった。


ホテルの机に置手紙があった。


『岩丸君。

迷惑かけてごめんね。

私は生きていけない子な。

店長や麗美に宜しくね…。
私は凄く楽しめたよ!

ありがとう。

岩丸君。       

由衣より』


俺は急いで荷物もってホテルの人に声をかけたら外に出たって言われた。

こんな手紙を置いていくってことは自殺しか考えらなかった。
海に行った。


由衣は海の中だった。


溺れていて意識はなかった。

すぐに助けて人口呼吸して救急車を呼んだ。

俺は…自分が情けないと思った。

こんな近くにいながら何も助けることなんて出来なかった。
とりあえず、麗美に電話して店長に伝えて貰うように頼んだ。

近くの病院でしばらくは入院になった。

命は助かったがかなり、体力が消耗しているらしく安静が必要だった。

しばらく由衣の手を握っていた。

病室で待っていたら店長と麗美、そこには見覚えがない人がいた。


由衣から少し聞いていたけど…

まさか来るとは思ってなかった。

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