恐怖と愛
それが終わったあと、俺はバイトに向かった。

由衣のことは気になったが…顔を見てしまうと離れなくなるので病院を後にした。


麗美はまだいるって言っていたので店長に任せた。

店長は後で仕事に来るっていた。


他のバイトの子も由衣のこと凄く心配してた。

皆から笑顔は消えていた。


そんなときに由衣の父親がきた。

「由衣は知らんか?」

って聞かれたが「知らない」って伝えてガソリンだけ入れて帰った。


 俺も社員もバイトの子もあの父親を憎んだ。

麗美は泣きそうな顔をしてた。


 数時間後、店長が病院から戻ってきた。

さっき、由衣の親父が来たことを話した。


 店長はそのことを警察の人に報告したらしい。

由衣の父親が逮捕されるのは時間も問題だが…
ひとつだけ問題点がある。

それは由衣のことだ。

まだ高校生で高校卒業できれば、1人でなんとか生活が出来るが在学中とまだ未成年ってことで誰かの支えがいる。


麗美か店長か俺か勇気先輩か…。

誰かのところにいるってことになったが、由衣が目が覚めないことには勝手には決められない。

 俺たちは店が閉店した終わった後、事務所でタバコ吸いながら皆で相談していたが結局、答えがでないまま時間だけが過ぎっていった。


由衣が目が覚めないまま、由衣の親父は捕まった。
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