恐怖と愛
片付けもしてくれたので良かったけど…勇気先輩に薬を渡されてイヤイヤ飲んだ。

ちぇっ薬のこと忘れようと思っていたのに。

風呂入ってゆっくりしていたら勇気先輩に声をかけられた。

「風呂出たら教えて」とのことだった。
なんで教えないといけないだろうと思いながら風呂を出て着替え終わって呼んだらすぐにかけついてきた。

「髪乾かすから後ろ向いて」
私は頷いて後ろを向いた。

男子にこうやって髪の毛を乾かして貰うのは初めて。

乾くまで無言が続いた。
終わったら後ろから抱きつかれ何が起こったか分からんくなった。

しかも耳元で呟いてきた。
「俺は由衣のことが好きだ!」

私は熱くなり慌てて光根さんに「おやすみなさい」と伝えて自分の部屋に入った。

私はそこから横になって寝ようと思っても勇気先輩のこと考えてしまったがいつの間にか寝てた。




「お前を殺してやる!って言うかお前はもぅ死んでいるよ。」

その人の周りにゾンビみたいな人がいっぱいいて私を襲いかけてきた。
胸が苦しくなり目が覚めたら勇気先輩や光根さんがいてとりあえず薬、少ししたら落ち着いた。
その後は何もなく、ぐっすり寝れた。
起きたら10時くらいで慌てて下に降りたら勇気先輩がいた。

 「よく寝れた?」

 「はい!」

 
 「ごめんな。昨日、変なこと言って。
俺、本当に由衣のこと好きなんだよ。」

 「私も好きですが付き合うことなんて出来ません。」

 私には無理だった。
心臓が悪いのにそんなに負担を掛けさせたくなかった。

 「分かった。
でも好きな気持ちは分からんから覚えておいてくれよ!。」

 「はい!」

返事だけしといてとりあえず遅めの朝ごはんを食べた。
勇気先輩がおかゆを作ってくれた。

 光根さんも帰ってきて学校の話が出たけどもこのまま今の学校に行き続けることになった。
先生や校長先生にも話をしてきたらしく事情も話して理解してくれたとのこと。

 
 私はこのまま普通に通っていいだろうかと思いながらごく普通に過ごしていた。


< 42 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop