恐怖と愛
 由衣ちゃんは私たちのことに気付いた。
取り敢えず話した。 
 
 「何で言ってくれなかったの?」

 「……。
ごめんなさい。今日は帰るのが遅くなってしまったので帰ります。」

 勇気は叫んだ。

 「待てよ!!」
 
 勇気は慌てて由衣ちゃんの腕をつかんだ。

そして長袖をめくったら紫色のあざがあった。

 「これ…どうしたん?」

 勇気が質問しても応えてくれない。

 「うぅ…今日はごめんなさい。」

そしたら由衣ちゃんの父親が探しに来た。

 「由衣、帰るよ。」

さっきよりも優しい声で由衣ちゃんに話しかけていた。

 「う、うん。先輩、今日は失礼します。
さようなら。」

 由衣ちゃんは笑顔で家に
帰って行ったけど目は笑っていなかった。

 勇気と私は一旦、家に帰ることにした。
 
 私は家に帰ってベッドで横になって考えていた。
もうすぐで6月のため夏服に変わる。
あざは見えることになる。
直径、3㎝くらいある、あざだから直るには時間は掛かると思った。
学校にいる明るさと今日、出会った明るさは違った。

 眼帯していたってことはかなり酷いのかなって思った。  
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