見上げる空は、ただ蒼く
奏に別れを告げてから、
気づけば3ヶ月が経っていた。
私と奏はあれから1度たりとも
言葉を交わしていない。
同じ家に住んでいるけど、
お互いを見ることもなかった。
紗綾さんは、急に話さなくなった
私たちを心配してなんとか
仲を戻そうとしていたけれど
どうしても話そうとしない私たちを
見て最後にはこう言った。
「いつかまた話したくなったら
2人で好きなだけ話しなさいね。」
それからは私は退院して、
また学校に復学した。
少しずつだけどPTSDの発作も
治まりつつあるみたいだ。
奏は、最近学校に来ていない。
なんでも、やりたいことがあるから
といって担任に親には学校に
来ていると話してほしいと
頼んでいるそうだ。
奏、いったい何してるんだろう。
考えちゃダメなのに。
君のことが気になって仕方ない。
学校で過ごす時間は
相変わらず好きになれなかった。
クラスメートの視線が痛くて。
凜のいじめは更に激化して。
いつも支えてくれていた奏の笑顔
にどれだけ助けられていたのかを
痛いほど突きつけられた。
葉音がときどき相談にのってくれるけど、
全てを話せるわけじゃない。
葉音だって私の味方をするのは
きっと辛いだろうと思ったから。
気づけば3ヶ月が経っていた。
私と奏はあれから1度たりとも
言葉を交わしていない。
同じ家に住んでいるけど、
お互いを見ることもなかった。
紗綾さんは、急に話さなくなった
私たちを心配してなんとか
仲を戻そうとしていたけれど
どうしても話そうとしない私たちを
見て最後にはこう言った。
「いつかまた話したくなったら
2人で好きなだけ話しなさいね。」
それからは私は退院して、
また学校に復学した。
少しずつだけどPTSDの発作も
治まりつつあるみたいだ。
奏は、最近学校に来ていない。
なんでも、やりたいことがあるから
といって担任に親には学校に
来ていると話してほしいと
頼んでいるそうだ。
奏、いったい何してるんだろう。
考えちゃダメなのに。
君のことが気になって仕方ない。
学校で過ごす時間は
相変わらず好きになれなかった。
クラスメートの視線が痛くて。
凜のいじめは更に激化して。
いつも支えてくれていた奏の笑顔
にどれだけ助けられていたのかを
痛いほど突きつけられた。
葉音がときどき相談にのってくれるけど、
全てを話せるわけじゃない。
葉音だって私の味方をするのは
きっと辛いだろうと思ったから。