見上げる空は、ただ蒼く
「俺たちが出会ったのは、
なんかの運命なのかもな。」

「奏がそういうこと言うなんて
珍しいね。でも、あのとき
奏に出会わなかったら私は今
この世界にはもう
いなかったかもしれない。」

私も、奏から貰ったイチゴオレを
1口飲んで、窓から見える
美しい青空を眺めた。

空に浮かぶ真っ白い雲は1秒の間に
何度もその形を変えて、のんびりと
空中を漂っている。

私はその光景を目に焼き付けて、
そっと目を瞑った。

隣では奏もきっとあのときのことを
考えて目を閉じているのだろう。
私は、6年前に初めて奏と
出会ったときを思い出す。

そういえばあのときも......






見上げた空は真っ青で
どこまでも澄んでいて、



とても綺麗でした。
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