見上げる空は、ただ蒼く
私が混乱して返事をしないでいると
凜が私の手からスマホを奪い取った。
「はい......そうですか、はい...
......ですね、分かりました。
すぐにそちらに向かいますので。」
凜は少し話をして電話を切ると、
私に真剣な眼差しを向けた。
「葉音、最初に掛かってきた
病院の電話の番号、私に教えて。」
意味が分からないまま、
私は着信履歴に刻まれた
番号を読み上げる。
「0000-7713-33339。」
凜は言った。
「それは、病院の番号じゃない。
2回目に掛かってきたのは
本物の病院の番号だったけど、
1回目はダミーだったんだよ。
葉音、結乃に会いに行こ。
奏は先に行ってるはずだからさ。」
良かった。
結乃は、生きてたんだ。
私たちは急いで病院に向かった。
凜が私の手からスマホを奪い取った。
「はい......そうですか、はい...
......ですね、分かりました。
すぐにそちらに向かいますので。」
凜は少し話をして電話を切ると、
私に真剣な眼差しを向けた。
「葉音、最初に掛かってきた
病院の電話の番号、私に教えて。」
意味が分からないまま、
私は着信履歴に刻まれた
番号を読み上げる。
「0000-7713-33339。」
凜は言った。
「それは、病院の番号じゃない。
2回目に掛かってきたのは
本物の病院の番号だったけど、
1回目はダミーだったんだよ。
葉音、結乃に会いに行こ。
奏は先に行ってるはずだからさ。」
良かった。
結乃は、生きてたんだ。
私たちは急いで病院に向かった。