見上げる空は、ただ蒼く
「結乃ちゃん、守って
あげられなくてごめんね。」
申し訳なさそうに謝る奏君に
私はニッコリと笑いかけた。
「ううん。奏君は私のことを
助けてくれたよ。あのとき
来てくれて本当にありがとう。」
夕暮れが近づいてきた。
家に居たときの服装のまま
出てきたから、外の風は少し
冷たく感じて、思わず手をこすり
あわせると、そっと自分の手に
奏君の手が重ねられた。
「こうやってぎゅってしたら、」
そう言ってから奏君は私に
とびっきりの笑顔を見せる。
「僕も結乃ちゃんもあったかいよ。」
2人で手を握りあって笑いあう。
「そうだね、あったかいね!」
すると、突然。
奏君が小さな声で言った。
「あのさ、結乃ちゃん。
もし良かったら、今日は僕の家に
泊まりにこない?僕のお母さんは
優しい人だからきっと喜んで
結乃ちゃんを家に泊めてくれる
と思うよ。どう......かな?」
「え......いいの?」
驚いて聞き返すと、奏君は
しっかりと頷いてくれた。
「もちろん!結乃ちゃんは僕の
大切な友達だからね。」
あげられなくてごめんね。」
申し訳なさそうに謝る奏君に
私はニッコリと笑いかけた。
「ううん。奏君は私のことを
助けてくれたよ。あのとき
来てくれて本当にありがとう。」
夕暮れが近づいてきた。
家に居たときの服装のまま
出てきたから、外の風は少し
冷たく感じて、思わず手をこすり
あわせると、そっと自分の手に
奏君の手が重ねられた。
「こうやってぎゅってしたら、」
そう言ってから奏君は私に
とびっきりの笑顔を見せる。
「僕も結乃ちゃんもあったかいよ。」
2人で手を握りあって笑いあう。
「そうだね、あったかいね!」
すると、突然。
奏君が小さな声で言った。
「あのさ、結乃ちゃん。
もし良かったら、今日は僕の家に
泊まりにこない?僕のお母さんは
優しい人だからきっと喜んで
結乃ちゃんを家に泊めてくれる
と思うよ。どう......かな?」
「え......いいの?」
驚いて聞き返すと、奏君は
しっかりと頷いてくれた。
「もちろん!結乃ちゃんは僕の
大切な友達だからね。」