見上げる空は、ただ蒼く
場が少し和んだところで、
奏がすっと真剣な表情になり
声を発した。

「......じゃ、話すよ。あくまで、
俺の知っている範囲内ではって
感じになっちゃうけど。」

そう前置きして、ゆっくりと
話し出した奏。

奏が話してくれた、凜の関わる
事件の真相は、私の想像を
上回る驚くべきものだった...。
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