恋愛スイーツ



―――昼休み



「七海〜!一緒にお弁当食べよう?」




ついさっき仲良くなった
葉月が誘ってきてくれた。





「うん♪あ…あたしの友達もいい?」




「さっき一緒にいた美人の友達?もちろん!いいよ♪」




と葉月は笑顔で言ってくれたので、後ろの席のはるちゃを呼びに行こうと後ろを振り向いた。



が、はるちゃの姿は見えなかった。




「あれ……?いない。トイレかな…??」




「じゃあ先 食べてようよ!途中で来ると思うし。」


と葉月に言われ




「…そうだね♪食べながら待ってよっか!」





そのときのあたしは
何も気付いてなかった。
はるちゃと一緒に、
はるちゃのかばんもなくなっていた、ということに……




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