恋愛スイーツ
「あれ〜??弁当二人で食べてるのー??」
購買で買ったパンを持った
東矢とその友達が
あたしたちの側に来た。
「そーだよ。後でもう一人来るけど♪」
とあたしが言うと、
「じゃあ俺らも一緒に食べていい??男2人じゃつまんないし。」
と東矢が言う。
「いいよ!人数多い方が楽しいし!ね?葉月。」
と葉月に問い掛けると
「ま。そーだね。あんたらでもいた方が、楽しいし。」
と葉月は言った。
もしかしなくても、やっぱり葉月は
毒舌だ……。
と思っていると
「じゃあ…ななちゃんの隣座っていい?」
といきなり東矢の友達に言われた。
「う、うん。どうぞどうぞ。」
緊張して、また噛みまくっていると
「いーって。そんなに緊張しなくても。俺らもう友達なんだし!
俺、南田 遼(ミナミダ リョウ)。遼でいいから、よろしくな。」
「かっこいい……ぁっ!ごめ……あたし、佐倉 七海。よろしくね!」
「七海なの?名前…。東矢がななって言ってたから、
てっきりななが名前だと思ってた。
俺もななって呼んでいい??」
「う、うん!ぜひ、呼んでください……あ。ごめん。つい敬語になっちゃった。」
と恥ずかしくなって
小さな声で言うと
「ななって本当おもしろいかも。東矢の言う通り、ペットにしたいかも。」
そう笑いながら遼は言ってきた。