恋愛スイーツ
「でも、本当によかったわね♪奏くんと同じ高校入れて。」




奏が部屋を出て行った後、いきなりお母さんが
そんなことを言う。




「ちょっ……何言ってるの?!あたしはただあの学校の、校風に憧れて……」




「お父さんは騙せても、お母さんは騙されないわよ〜。
まあ…頑張りなさい♪せっかくお父さんを説得してあげたんだから。」




「……うん。頑張るよ!あたし。」




「何を頑張るの?なな。」



いきなりうしろから
奏の声がして、また大きな声を出してしまった。



「わぁっ!!」




「もう行かないとやばいんだけど。まだ?」




と奏が言う。




「もう行ける。じゃあいってきます!」




「はいはい。気をつけてね。」




でもお母さんにバレてるなんて
知らなかったー。

けどせっかく奏と同じ高校に入れたんだもん。

絶対告白してみせるんだから!!!



でもまずは、この幼なじみの関係が…問題だよね。




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