恋愛スイーツ
奏也side
はぁ はぁ………
早くななを見つけないと……
もしまた、あいつに何かあったら
俺はどうしたらいいんだろうか。
無事でいてくれ………。
なな………。
すると目の前に
下を向きながら
こちらに向かって歩いてくる女の姿を見つけた。
それは間違いなく
ななだった。
「なな!!!」
俺は大声でななを呼んだ。
するとななは、一瞬体を
びくっとさせて
顔を上げた。
そしてその顔は…………
あの時見た
ななのつらそうな顔と
同じだった……。