恋愛スイーツ
俺はあの時のことを
詳しくは知らない……。
知りたいとも思わない。
でもななが、
俺に話してくれるときが来たら
そのときは、ななの全部を受け止めてやる。
そして、ななを抱きしめて言ってやるんだ。
「大丈夫だよ。これからは俺が絶対守るから」
と…………。
でも俺にはもう、
その言葉を言う資格はないのかもしれない。
だって、今、目の前にいるななは、
あの時と同じ顔をした
ななだからだ。
メニュー