恋愛スイーツ
*すき*
七海side
はるちゃと別れて、しばらく歩いていると
「なな!!!」
大声で名前を呼ばれたので顔をあげると、
目の前には、今1番会いたくなかった
奏がいた……――――
「奏……」
なんでいるの………??
部活やってるはずじゃ……
「なな…?どこ行ってたんだよ。
まっすぐ帰れって行っただろ?」
と奏は優しく言いながら、あたしに近づいてくる。
「ぁの……ね。ちょっと、急用があって……ね。」
しどろもどろにあたしが答えると
「大沢と……何かあったんだろ?」
と奏が心配そうに聞いてきた。
やっぱり奏はすごいよっ。
何でも、すぐに分かっちゃうんだね……?