恋愛スイーツ
奏也side
ななを起こして
また1階のリビングに
戻る。
ガチャ
ドアを開けると
ななの母さんが
朝食の準備をしていた。
「奏くん、ごめんね。あの子、なかなか起きなかったでしょ」
お皿に目玉焼きを置きながら
申し訳なさそうに言う。
「大丈夫っすよ。」
俺がそう言うと
「ありがとう。でも本当に七海なんかでいいの?」
「えっ??」
「だから、彼女よ!
だって奏くんモテるでしょ?
七海でいいのかって話」
「俺はなながいいんです。
てか、ななしか
無理なんです」
俺は真剣に言う。
「奏くん……ありがとう、よろしくね」
優しい笑顔で俺に言うななの母さんは
本当にななを大事に
思っているんだなって
わかる。
だから俺は
ななを絶対守っていく