恋愛スイーツ
俺が心の中でひとりいろいろ考えていると
また話が聞こえてきた
「七海〜今度さあ
奏也くんに合コンのセッティング
頼んでよー」
「えーっ??なんで??」
本当だよ!!合コンとかありえないから
と思っていると
「類は友を呼ぶ方式でしょ!
奏也くんの友達はみんな
かっこいい気がするし」
訳わかんねーこと勝手に言ってんなよ
「たしかにそうかも!
奏の友達って、みんなカッコイイ気がする」
………なんだそれ
なんかムカつくんですけど
「まあまあ、奏也くん
そんな顔しないしない
本当のことだろ
俺とか??」
笑顔で言う雄大
「………うるさい」
―――――――
「やっぱり♪
じゃあ今度頼んでね!」
「そんなのやだよ〜っ
あたしが奏以外の男のコと
合コンしたいって言ってるみたいじゃん〜」
「たしかに!奏也くんって
さっき見てて思ったけど
かなり独占欲強そうだからな
そんなこと七海ちゃんが頼んだら
ややこしくなりそう」
「なるほどー
七海の言うことなら、絶対断らないと思ったから
頼みたかったのにな」
「……だって♪奏也
おまえちょっと可哀相だな♪♪」
笑いながら言う風早先輩
この先輩に笑われるとか
なんか嫌だなー
と思っていると