あなたのこと、好きだけど。

昼休みはまだ始まったばかり。


あと30分程は自由だ。


私は1階にある資料室へと足を運んだ。


滅多なことがない限り人が居ないので、隠れてタバコを吸うにはもってこいの私の隠れ家。


授業をサボるにも、リラックスするにもここが1番。


私がタバコを吸い始めたきっかけは元カレだった。


5つ上の元カレがタバコを吸っていたから、私も真似して吸ってた。


いつの間にかそれが日常化してしまい、今でも元カレと同じタバコを吸っている。


私はガラッとドアを開けた。


するとそこには必死に何かを隠している先生の姿が目に入った。
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