君~キミ~
咲菜達に会った場所から10分位歩くと、賑やかな街中から少し外れて、静かな場所へ来た。
「ここだよ!」
と、咲菜が言う。
咲菜が言う先には、キャバクラみたいな所が見える。
「ここの2階借りてんだよね。」
「ちゃんとテレビとベットあるから、泊まれるよ!」
と、茉陽琉と、美生も言う。
「本当にいいの?あたしなんか...」
「もちろんだよ!ここで出逢えたのも奇跡だし、ゆーてウチら寄せ集めだから、気にしないで!それに、ウチの場合、学校行っても居場所ないし、家なんか居たってつまんないし、大体ここ来てるから。」
と、茉陽琉。
みんな大変なんだなぁ…。
「柚葉に会えたの奇跡やしな!よっしゃ!いっちょ乾杯しますか!」
と美生。
「あれだ!柚葉歓迎会的な!」
…どうしてそこまでそんな私に優しくしてくれるの。空き缶蹴飛ばして、最悪な人間なのに。
「ほんとありがとう!ちょっと元気になれた。ほんとにありがと…うっ」
最近は毎日毎日、蹴っ飛ばされ、殴られ、投げられの日々だったからこんなににこって笑って貰えたのはりくが死んで以来初めての事かも。
だから、つい涙が出てきた。
「ほーら!泣かないの!」
「柚葉ホンマに可愛いな。あたしの妹にしたいくらいやわ!」
「えー?柚葉の姉は私だからね?」
と3人は私の手を軽くとりながらそんな話を続ける。
「咲菜、茉陽琉、美生、ありがとう、ありがとうこれからも、来てもいいっ?」
そう言うと、美生は私の頭に手を置き、
「バーカ。ダメって言うヤツおらんだろって。」
とニコッと微笑みながら言った。
つい涙が零れた。
最近は、学校にも居場所がなく、家にも居場所がなかったから、本当に理解してくれる人がいてとても嬉しかった。
私は3人を信頼しよう、そう心に決めた瞬間だった。
「ここだよ!」
と、咲菜が言う。
咲菜が言う先には、キャバクラみたいな所が見える。
「ここの2階借りてんだよね。」
「ちゃんとテレビとベットあるから、泊まれるよ!」
と、茉陽琉と、美生も言う。
「本当にいいの?あたしなんか...」
「もちろんだよ!ここで出逢えたのも奇跡だし、ゆーてウチら寄せ集めだから、気にしないで!それに、ウチの場合、学校行っても居場所ないし、家なんか居たってつまんないし、大体ここ来てるから。」
と、茉陽琉。
みんな大変なんだなぁ…。
「柚葉に会えたの奇跡やしな!よっしゃ!いっちょ乾杯しますか!」
と美生。
「あれだ!柚葉歓迎会的な!」
…どうしてそこまでそんな私に優しくしてくれるの。空き缶蹴飛ばして、最悪な人間なのに。
「ほんとありがとう!ちょっと元気になれた。ほんとにありがと…うっ」
最近は毎日毎日、蹴っ飛ばされ、殴られ、投げられの日々だったからこんなににこって笑って貰えたのはりくが死んで以来初めての事かも。
だから、つい涙が出てきた。
「ほーら!泣かないの!」
「柚葉ホンマに可愛いな。あたしの妹にしたいくらいやわ!」
「えー?柚葉の姉は私だからね?」
と3人は私の手を軽くとりながらそんな話を続ける。
「咲菜、茉陽琉、美生、ありがとう、ありがとうこれからも、来てもいいっ?」
そう言うと、美生は私の頭に手を置き、
「バーカ。ダメって言うヤツおらんだろって。」
とニコッと微笑みながら言った。
つい涙が零れた。
最近は、学校にも居場所がなく、家にも居場所がなかったから、本当に理解してくれる人がいてとても嬉しかった。
私は3人を信頼しよう、そう心に決めた瞬間だった。