Reality~偽りの歌姫~《完》
控え室の片隅に一人で座っている麗。

「麗、忘れ物だ」

テーブルの上にサングラスを置いた。



「ありがと……」

俺とは目を合わせずに、テーブルの上のサングラスに向かって礼を言われたが……



ちゃんと口をきいてくれるところを見れば、昨日より機嫌がいいのだろうか。
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