Reality~偽りの歌姫~《完》
頭に添えられままの麗の手。
その細いラインを隠すように、ダボダボの洋服で覆われているが……
僅かににめくられた袖から、白い肌が見え隠れしている。
その曲線的なラインと肌の質感。
こいつは本当に男なのだろうか。
麗が男じゃないとしたら……
今まで不審に思っていたことが、全て解決する。
デビュー前に、メンバーのことはよく知っておくべきだ。
リーダーとしての責任感だけではなく、個人的に麗に興味を持ってしまった気もしなくはないが……
麗と二人きりになれるチャンスは意外と少ない。
俺は覚悟を決めて、麗の隣に座った。
その細いラインを隠すように、ダボダボの洋服で覆われているが……
僅かににめくられた袖から、白い肌が見え隠れしている。
その曲線的なラインと肌の質感。
こいつは本当に男なのだろうか。
麗が男じゃないとしたら……
今まで不審に思っていたことが、全て解決する。
デビュー前に、メンバーのことはよく知っておくべきだ。
リーダーとしての責任感だけではなく、個人的に麗に興味を持ってしまった気もしなくはないが……
麗と二人きりになれるチャンスは意外と少ない。
俺は覚悟を決めて、麗の隣に座った。